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【Brexit】投票率が高かったイギリスの国民投票。UberとTinderが若者の投票への動員に暗躍。

高かったイギリスのEU離脱を問う国民投票の投票率

 

今回の国民投票の投票率は72.2%と去年5月の総選挙の66.1%を大きく上回り有権者の関心の高さを示すものとなりました。参考:NHK

 

今回のEU離脱に向けてイギリス国民の世論は、若年層→残留、高齢層→離脱でした。一方過去の投票率は逆で若年層→低い、高齢層→高いでした。

拮抗が予想された投票結果に残留派であった現政権は、この若年層の投票率を高め、残留できるようオモシロイ働きかけをしていたそうです。 

In-app広告でアプリ接触率が高い若者へのアプローチ方法

www.forbes.com

 

In the run up to Thursday’s historic referendum on whether the UK should stay in the European Union or leave, both apps have placed prominent ads encouraging users to get out and vote.

イギリスのEU離脱を決める木曜の歴史的な国民投票に先駆けて、2つのアプリケーションは投票を呼びかける広告を配信していた。

 

Around this time last year, Korski chaired a meeting at the Prime Minister’s office of 10 Downing Street between 30 technology companies, seeking ideas for getting younger people to vote. One of the suggestions was a campaign based on taking selfies, called “VoteyMcVoteface.”

昨年の今頃、キャメロン首相のブレインであるKorshiは30社ものテクノロジー企業と会合を開き若者に投票を促すアイデアを募ってた。そのうちの一つはセルフィーを撮る、"VoteyMcVoteface"というキャンペンだった。 

Uberはアプリケーション内で投票を呼びかけ

 

Uberはポップアップ配信で投票を呼びかけました。Uberは規制側とは仲良くしないといけないので、このような形で協力するのは前向きでしょう。明らかに、残留を訴えるわけではないですが、Uberを高齢層が使うとは思えません。また、多くのグローバルテクノロジー企業は税金の面でも当局と少しセンシティブな関係にあります。

Tinderはスワイプ形式のクイズをアプリ内で配信

An example of one of the pop quizzes on Tinder (Image via Tinder)

Tinderはスワイプ形式で回答するクイズ形式での出稿です。イギリスの国民投票では日本のように常に投票者の名簿が整備されているわけではなく有権者は都度登録を行う必要があります。この右側の画像で"Register to Vote Now!"となっているリンクボタンは、登録ができるウェブページへの誘導でしょう。

 

クイズによって、今回の投票の意思決定に際して必要となる情報を提供する役割も果たしています。これは少し危険な行為でもありますが。

投票率で大きく情勢が変わる国民投票。庶民が動かす政治 

狙い通り投票率は高かった今回の国民投票。イギリス国民は僅差で離脱を選択しました。この誘導策がどれほど貢献したかはわかりませんが、若年層の投票率が低かったらどれだけの差がついていたのか。大差での勝利だった事を想像すると他国への影響が計り知れませんね。

 

今回の件ではちきりんさんのコメントが印象的でした。

 自分も同感です。頭が良いリーダー達は往々にして金持ち、その理論で全て決めるなと。

格差が広がると集団や隣人の事まで考える余裕や、論理的に考える事ができなくなり感情論に走りやすいのが人間。

EUから離脱することによって、離脱を支持した人たちは経済的に今より苦しくなるかもしれませんが、経済的以外の部分は豊かさを感じられるようになるかもしれませんね。資本主義が端まできてバウンドしている感じがします。

 

週刊ニューズウィーク日本版 「特集:BREXITの衝撃」〈2016年7/5号〉 [雑誌]

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Brexitの影響についてまた書いてみました。 

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 続報です。離脱派にEUって何?状態で投票した人が多数いた模様です。

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Brexitがロンドンのフィンテックにもたらす影響 

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 <追記>ロンドン市民が独立、EU加入に向けて動き始めています

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