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【Brexit】EUって何??理性じゃない。イギリス国民投票、EUからの脱退を決めた投票後に英国民は"EUとは何か"をググっていた。

EUってなんですか???

"EUって何?"が、国民投票の開票後にイギリスで2番目に多い検索キーワードです。 

 

投票が締め切られた後での、イギリスでの検索トレンドなんです。面白いと同時に驚愕ですよね。通貨、株式市場がイギリスのEU離脱を受けて大混乱している中、投票をすでに終えたもしくは投票しなかった人の中に、

"EU"って何かわからないで投票した人が多数存在する可能性がある

んです・・・ 

きょう、欧州連合(EU)からの離脱か残留かを問う、歴史的な国民投票が行われる。

投票は現地時間午前7時(日本時間午後3時)に始まり、午後10時(同24日午前6時)に締め切られる。

www.bbc.com

 

Googleトレンドで調べてみた。やはり投票締切後に急増?

調べれば調べるほどうーんという結果に。検索ボリュームの増減の動向がわかりやすいGoogleトレンドで調べてみました。地域はイギリス、過去7日間の検索トレンドです。時間は日本時間です。

投票が終わった日本時間の24日未明から"What is EU?"の検索ボリュームが急激に増えています。

※数字の説明:チャートの最高点を基準として検索インタレストを表した場合の数値です。指定された地域と期間における検索の 10 % が「ピザ」で、この値が最大値であれば、この数値が 100 となります。これは絶対的な検索ボリュームを表しているわけではありません。

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地域ごとの検索傾向と投票傾向。"EUって何"を調べていたのは離脱派?

年齢や傾向まではわからないのですが、地域ではわかりました。EU残留が多かった北アイルランドとスコットランドでは、EUが何かを知っている人が多かったんですね。下の画像はBCCの開票結果のページから拝借しております。黄色が残留派多数の地域、青色が離脱派多数の地域です。

 f:id:toko926:20160625030819j:image

f:id:toko926:20160625030827j:image 

EU Referendum Results - BBC News

 

南北でわかりやすく投票傾向に差が出ています。皮肉にも先ほどの検索傾向で、"What is EU?の検索ボリュームが増えた地域と重なります。

EU離脱を支持したのは高齢層。背負うのは若年層。 

f:id:toko926:20160625035905j:image

 twitter.com

言われていることなのですが、離脱を支持したのは高齢層で若年層の過半数は反対でした。この表がわかりやすいのですが、当然年齢が若ければ重要な決定の影響を長く受けるのです。特に働き盛りの層はEU離脱に伴う、経済変化の影響をモロに受ける訳です。

年齢別の検索傾向まではわからないのですが、投票しなかった有権者も含めて、EU離脱がもたらす影響を深く考えずに、行動してしまった人が多いのであれば、拮抗していた結果だけに悔やむ人が出てもおかしくないですね。そうならない事を祈りますが。

 

business.nikkeibp.co.jp

英国のEU脱退を最も強く求めていたのが、ナイジェル・ファラージ率いる「イギリス独立党(UKIP)」だ。同党の党員数は2002年には約9000人だったが、2014年には約4倍に増えて約3万6000人となっている。2015年の下院選挙で同党は12.6%の得票率を確保。2014年の欧州議会選挙では得票率が28%に達し、英国社会に強い衝撃を与えた。

 

 ポピュリズムの右傾派の台頭と大勝利によって、今後EUの他国が連鎖的に離脱する可能性がメディアで示唆されています。トランプ大統領の誕生可能性もどんどん現実味を帯びてきました。

 

 英国のポピュリストたちがEUを批判する最大の理由は、EUが政治統合・経済統合を進める中で、域内での移動の自由と他国での就職の自由を促進したことだ。この結果、英国ではポーランドなど東欧諸国からの移民が急増し、ロンドン以外の地方都市を中心として、移民制限を求める声が強まった。英国の反EU勢力は、EUの事実上の憲法に匹敵するリスボン条約を改正し、域内での移動の自由を制限することを求めていた。

 

ナイジェル・ファラージのツイートです。大興奮の様子が伝わってきます。

 

 

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