GOETHE(ゲーテ)の『古田敦也トライアスロンへの道』からスイムを学ぶ。初心者スイムはフォームから。
スイムが初心者なので、トレーニング方法がわからずに調べていたら、このコンテンツに出会いました。
元プロのアスリートで頭脳派の古田敦也さんでプロのコーチがついているなら、きっと体のメカニズムからアプローチして、ロジカルに解説してあるはず!しかも、水泳は初心者なら境遇が近い!と思い、読んでみました。全18回あったので、ティップスを抜粋します。
トライアスロンの水泳では手が重要なのだという。トライアスロンはまず水泳からスタートする。「最初の水泳で足を消耗させてしまうと、後の自転車やランで、もたなくなります。トライアスロンでは手を中心に使って泳いだほうがいいんです」
右手と左手のタイミングがぴったり合うと進む。プールの底を見ていたらすーっと進む瞬間がわかりました」。水をかく左手が腰の横ぐらいに来た瞬間に、右手が進行方向にすっと伸びるとその瞬間にぐいっと進むのだという。(古田さん談)
古田さんが訪れたのは、効率的に泳ぐ方法を教えてくれる「トータル・イマージョン・スイミング」の「TIスイムサロン船堀」だ。
参考:TIスイムメソッドについて
古田さんはなぜ沈んでしまうのだろうか。水泳では、手足を動かして前後のバランスを取りながら泳ぐ。このとき、視線の向きや息継ぎなどで頭が上がってしまうと、自然とお尻が下がってしまう。逆に、頭や腕をプールの底に近づければ、自然とお尻は上がってくるというわけだ。そこで、お尻の沈み込みを改善するためにやるべきことは二つ。一つは、目線を前方ではなく、真下であるプールの底に向けて、頭が上がらないようにすること。もう一つは、水をかいた腕を伸ばす方向を、水面近くではなく10cmぐらい下にすること。
「浮く」秘訣は水中に手を差し込む角度。身体がうまく浮くようになれば足をむやみに動かさなくて済む。だが、身体の重心が足寄りにある人は、おのずと下半身が沈んでしまう。浮くためにはどうすればいいか。極端にいうと、下半身の沈みと釣り合いがとれるぐらい上半身を沈めればいい。かく手を水面ギリギリでなく、水中やや深めに差し入れれば、上半身と下半身の均衡がとれ、浮きやすくなる。
どんなスポーツでも、リズム感は重要視されるものだ。長距離を泳ぐときにも、ストロークのリズムが大切なのだそうだ。秘訣は重心移動。まず重心を移動させてから、手をかくのだ。たしかに水泳選手を観察していると、左右に身体を揺らすように滑らかに重心を移動させている。このためには、「クロールの途中で両手を前に揃えるぐらい、手をかくタイミングを遅らせるといい」
息継ぎを入れながら泳ぎ始めると、ついさきほどまでの古田さんとは思えないほど、フォームが乱れた。古田さんの様子を見ていた高橋さんが「水泳は本能との戦いです」と言う。ぬるぬるする水の中にいると、人はどうしても必死に手足を動かしてぬるぬるから逃げたくなる。本能をいかにコントロールするかが水泳では大切なのだという。
無駄な力が入るとバランスをくずす。ふわっと浮いた状態で手をかけばうまくいく。大事なのは、ストロークのリズムを呼吸に惑わされないこと。「リズムが乱れてきたと感じたら、呼吸をやめて、ストロークのリズムを整えるといいですよ」と最後に高橋さんがアドバイスをくれた。
息つぎは頭が半分沈んだ状態で。息つきで頭が上がり過ぎるとバランスが崩れて下半身が沈み、再び浮くために足をキックしなくてはならなくなる。息つぎは横から。慣れてきたら、頭半分が沈んだ状態で口を水面の上に少しずらす程度にとどめる。
この連載では、バイク選びやランについても取り上げています。トレーニングの末、古田さんはホノルル・トライアスロンを完走しています。かっこいい。トレーニング頑張ります。
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