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スマートな医療の未来と理想像を妄想してみよう!スマートウォッチ、ビッグデータ、ブロックチェーンなどを利用して医療をどんどん進化させて欲しい。事例たくさん。

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Photo Credit : accellion.com

医療の未来と理想像を妄想してみよう!

今日は医療とテクノロジーについてです。今年は台風や熊本自身と、災害について考えさせられる一年です。被災した時の医療体制ってすごく心配な事項で、どういう健康状態の患者がどこにいて、薬がどれだけ必要なのか、混乱の中で、如何に早く体制の整備や手配ができるかは、平時から準備必要だと感じています。しかし、過去に救急車に乗った時や、救急外来に受信した際など、個人的な経験から現状だと苦しいと感じています。

 

オンゴーイングで、医療へのテクノロジー投入は進んでいると思うのですが、現場の医療関係者は必死で頑張って頂いてるからこそ、早く進んでほしいと思う限りです。

 
私は元々身体が弱いので、よく病院のお世話になります。常々もっと良くできるのになと凄く思っていて、私的な観点ですが、まずは、今回の有事への備えとも共通する課題をピックアップしてみました。
 
  • 持病や、過去の検査や通入院のデータ、健康診断のデータを医療機関間で連携ができないのか 
  • 辛い時に通院して、待ち時間が多い、オンライン、遠隔で済ませ得る事がたくさんあるのではないか 
  • 普段の身体の状態や情報を個人がもっと収集する、そこから分析やAIを駆使して、病気になる前に手を打ち予防にフォーカスした方がいい
 
医療とテクノロジーについて、少しリサーチをしてみました。リンクはガーディアンの記事です。『ヘルスケアを変える8つのテクノロジー』という内容ですが、上記3つの課題を解決できるテクノロジーが列挙されています。
 
 
1. The smartphone(スマートフォン)
2. At-home or portable diagnostics(自宅or 持ち運び可能な診察)
3. Implantable drug-delivery mechanisms(埋込可能な投薬観察システム)
4. Digital therapy(デジタル療法)
5. Genome sequencing(遺伝子)
6. Artificial intelligence(人工知能)
7. Blockchains(ブロックチェーン)
8. Online communities(オンライン上のコミュニティ)

 ※()内の訳は引用ではないのであしからず。。 

すでに医療に利用可能な身近な技術と始まっているその応用

実は私たちが普段使っているスマートフォンは、ものすごく高度なセンサーやカメラ、ディスプレイが使われています。アフリカなど、広大かつ、医師が足りないなど、医療体制が整っていない国では、スマートフォンを使って遠隔医療を行っている国もあります。
 
特にiPhoneのディスプレイの名称である、Retinaディスプレイという名前は網膜から来ています。人間の目で確認できる解像度並みで、日本でも救急に呼び出された医師が、駆けつける間にレントゲンをスマホで見たりしているそうです。
 
 
今、アメリカでは、家庭で簡単に血液検査を行えるキットが既にあります。僕みたいに定期的に血液検査を受けないと行けない人はこういうの早く欲しいです。あわよくばドローンで運搬してくれるとすごくいい。セラノスは詐欺的な悪事で散々な結果になってしまいましたが、セラノスのような挑戦は止まらないで欲しい。

nearfutureworld.com

 

KDDIも血液検査サービスを提供していますね。けどちょっと高いかな。

www.smartkensa.com

 
ここまででも、一部の診断の遠隔化がイメージできますね。
 

もっと健康情報の収集を身近にしよう。取得したデータの施設間での連携と一元管理をしてくれ

また、Apple Watch 2などのウェラブルデバイスでは心拍数などが測定でき記録できます。常に身に付けるようになれば、睡眠状態や活動量も記録できますね。食生活や血圧なども、少し時間をかけて工夫すれば記録できると思います。この一手間へのアプローチがUXの世界ですね。
 
これらの、『個人の生活に根ざした健康データ』と、『通院や検査などの医療機関や健康診断などで取得したデータ』をマイナンバー並みの管理レベルで、一元管理できないでしょうか。
 
この個人の身体に関するデータを、活用できれば、患者の利便性の向上や、短時間でより効果的な診断と治療はもちろん、医療技術の進歩にも役に立つと思います。
 
居住情報とも連携し、マイナンバーやバイオメトリック(指紋などの身体の情報を用いた本人認証など)個人の識別もできれば、災害時も以下のような事ができると思います。
 
・予め、薬や必要備蓄量が大まかに予測できる
・避難所に着いたら、個人を識別し、さらに適した薬や医師の配備ができる
・普段や過去のデータから、現場でどのような処置が必要なのかがより短時間にできる
 

 データの管理とセキュリティの問題

これは、以前の記事でも言及し、このガーディアンの記事でも言及されているのですが、ブロックチェーンを使って構築できないでしょうか。パブリックセクターでの活用は進んでいるので、絶対にできると思います。
ブロックチェーンとは、Bitcoinのバックボーンになっている技術で、分散型のデータ通信、管理の仕組みを構築できます。この分散型で通信や取引の記録を認証するという特徴から、改竄や不正が難しく、金融分野での応用が盛り上がっていますが、構築する為のコストが、現状のデータセンターなどのサーバー型に比較して大きく安くできる為、他の分野でも活用が期待されています。
 
すごく心配な個人情報である、健康情報かつ、国家レベルで使うとなれば、ブロックチェーンはいいでしょう。北欧のエストニアでは既にブロックチェーンを用いた、行政のシステムの実験が始まっています。
 
 
ブロックチェーンでは、誰がデータを更新したか、閲覧したかなどが事細かに残せるので、医療従事者やデータにアクセスする可能性がある人を識別して、罰則をマイナンバーレベルで設ければかなり不正の抑止になるのでは。

これだけ、情報があれば、後はIT技術の得意分野

 
当然に人材投入は必要ですが、ここまで整備されて、情報が多量かつ良質に整えば、その活用はビッグデータとAIの得意分野です。今後5年、10年の両技術の進化により、以下のようになったらいいなと思っています。
 
  • 調子が悪くなったら、まずパーソナルな情報を、持っているAIに相談
  • AIは医療データベースと、患者個人のその時のデータと訴えを、もとに通院要否を判断する。簡易な検査が必要であれば、キットをドローンが宅配、ドローンが運搬 
  • 必要であればドクターに繋ぐ、投薬のみであれば、処方。ドローンで宅配 
  • 通院したら、過去のデータなどから、優先順位の高い検査から順に行っていく、通院予定は予め病院に把握されており、検査室に直行。追加の問診はスマホで入力可能 
  • 普段のデータをもとに、食事、運動のアドバイスや、オンラインでのカウンセリングやセラピーが受講可能 
  • 有事の際は、データにひも付き、各避難所に速やかに医療体制が整えられる、常備薬を持ち出せなくても安心、救急車で運ばれてもそう
 
高齢化、地震が多い国、財政難など、医療体制に投資して、安全と効率を上げる。既にアベイラブルな技術は多いので、加速しどんどん良くなってくれるてくれる事を願っています。