感情をモニターできる、世界初のバイオメトリックスなウェアラブルブレス『ZENTA』。英国のスタートアップVINYAが発表。

ヨガ、ランニング、バレエなどのフィットネス、カフェでの友人との楽しい会話、恋人との時間。色々なシチュエーションで我々はどのような感情を抱いているのか。生体的な情報とスマートフォンの様々なデータを用いて感情をモニターし表現できるウェアラブルが発表されました。

どのウェアラブルブレスレットよりも洗練されたデザイン

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イギリスのスタートアップVINYAが発表したウェアラブルデバイス、『ZENTA』です。多くの先発ウェアラブルと同じく、ブレスレット型でスマートフォンのアプリケーションと連動します。まず、カッコいい。ユニセックスなデザインなのでビジネスシーンも含めてスタイルに馴染みそうです。JawboneのUP、Fitbit、アップルウォッチ、ギャラクシーギアー等、多数のデバイスが市場に出ていますが、ウェアラブルは本当にデザインが大事です。様々なシーンで使えないと収集できるデータが減ってしまいます。多くはシンプルなのですが、この点へのあと少しの気配りが欠けている気がします。

VINYAのインスタグラムに掲載されていた紹介動画もカッコいいです。ライフスタイルを提供する以上、こういう世界観を演出するのは大事ですね。

A video posted by VINAYA = LAB + STUDIO (@vinayahouse) on May 31, 2016 at 6:14pm PDT

デザイン事務所でもあるVINYAが手掛けるウェアラブル

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なぜ、こんなにカッコいいのかというと、このVINYAは他のテクノロジースタートアップと一線を画し、デザイン事務所でもあります。

以下のリンクで過去に手がけたデバイスを見ることができます。リングやネックレス型のデバイスが中心です。上記はCEOのUnsworthさん。スタイリッシュ。

www.vinaya.com

ラインナップから一つ紹介します。通知を制御するリング『ALTRUIS』です。『繋がっているが、邪魔されない』、この後の『ZENTA』の紹介でも出てきますが、彼らは如何にテクノロジーと人間が繋がるべきかを深く追求しています。

vinya.com

Bluetoothでスマートフォンと接続できる範囲ないで、予め設定したルールに基づきリングがバイブレートしスマホの着信などを通知します。

感情の変化をモニターし表現できる。世界初のバイオメトリックスなウェアラブル

この『ZENTA』はバイオ情報（バンドから）×スマートフォンのアクティビティ（メールなど）を組み合わせて感情をモニターし、スマートフォンから『ストレスをいつもより感じています』などと知らせてくれます。

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ここからは、海外の記事で紹介されていた、インタビューからポイントをピックアップして紹介します。

uk.businessinsider.com

The company believes people are finding it difficult to hear their own thoughts and emotions in today's "always on" world.

会社は"常にオン"な現代で人々が自分の考えや感情を聴く事が難しくなっていると考えています。

"The purpose of this [Zenta] is to collect data from all different aspects of your life. So not just your biometrics (heart rate variability, electrodermal activity, and blood oxygen levels) but also how many emails are you sending? Who to? How much time to you spend on social media? How many meetings do you have a day? Who are you spending your time with? [We] cross-reference all of those data points with your location, the weather, which emojis you use. Over time, it will build up a profile of you and your own emotional responses to situations."

『ZENTA』の目的は、様々な生活の側面からデータを収集することに有ります。心拍数の変化や皮膚偏位や血液中の酸素などのバイオメトリックスだけに限らず、メールの送信数やソーシャルメディアとの接触時間や会議の数、誰と時間を過ごしたか、等の情報を、位置情報、天気、使用した絵文字などの他の情報と組み合わせて分析します。そうして、あなたのプロフィールとあなたの様々な状況に対する反応を作り上げていきます。

Vinaya said Zenta features will include:

『VZENTA』は以下の機能を搭載します。

Visual emotion sharing：視覚的な感情表示

Stress, happiness, and mood tracking：ストレス、幸福、気分の記録

Activity tracking：活動の記録

Sleep tracking：睡眠の記録

Interactive breathing and mindfulness exercises：インタラクティブな呼吸と瞑想なエクササイズ

Notification management：通知の管理

Contactless payments：非接触な決済

Unique bio identification：バイオ情報での本人認証

Mensturation/fertility tracking：生理、排卵日の記録

Like many other technology startups, Vinaya is aiming to take advantage of machine learning and AI.

他の多くのテクノロジーカンパニーと同様にVINYAはマシンラーニング（機械学習）とAI（人工知能）を活用します。

これだけ聞いただけでも欲しくなります。。。が、発売は来年です。

However, those that want to get their hands on a Zenta will have to wait almost a year, with products not shipping until March 2017.

しかしながら、『ZENTA』の発売までは1年程かかり、最初の出荷は2017年の3月になる予定です。

www.forbes.com

Emotion technology is nothing new, just like wearable tech, it’s been around for over a decade. However Unsworth said that technology has only recently reached the point where the electronics can be shrunk down to something actually wearable.

感情に関するテクノロジーは実は新しいものではなく、ウェアラブルなテクノロジーと同じく10年に渡って存在していました。しかし、これらのテクノロジーはつい最近身に付けるのに相応しいぐらいに小型化できるようになりました。

Unsworth said. “An emotional system that is unbiased and thought provoking, Zenta could just be the next unlocking of self-awareness, self-actualization and personal development.”

Unswothさんは、感情を司る機能は偏見に犯されておらず、示唆に富んでいます。『ZENTA』は自己への気付き、自己実現、自己成長を開放させるものになり得えると言っています。

With Zenta, Vinaya aims to create a new emotional lexicon. A way of visually showing people “this is how I feel” without having to struggle to articulate it…

『ZENTA』によって、VINYAは新しい感情の辞書を作ることを目指しています。それは、表現することに苦労することなく、人々が視覚的に"このように感じています"を示すことができる方法です。