農家の次の世代はロボット!?!?スマート農業が進んでいる。IoT(Internet Of Things)の農業への活用事例。
農家の次の世代はロボット!?!?
ブルームバークの記事です。日本だけでなく、世界の農業の問題点にも触れています。それは、農業従事者の高齢化。日本では平均年齢が67歳、アメリカでは60歳と高齢化が進んでいます。また、後継者がいない問題で、利用されていない農地は2015年に420,000ヘクタールにもなっているようです。食物の輸入への依存度は現在60%ですが、世界人口が増え続けている中で、このまま上がり続けることはリスクだと言及されています。そんな状況の中で、解決策としての農業のIT化により、現在の従事者を助ける事、ビジネスとして魅力あるものにし若者に参加してもらう取り組みについて書かれています。
スマート農業 日本の農業分野でのIT活用方針について
Photo Credit : www.agri-note.jp
① 超省力・大規模生産を実現
トラクター等の農業機械の自動走行の実現により、規模限界を打破② 作物の能力を最大限に発揮
センシング技術や過去のデータを活用したきめ細やかな栽培(精密農業)により、従来にない多収・高品質生産を実現③ きつい作業、危険な作業から解放
収穫物の積み下ろし等重労働をアシストスーツにより軽労化、負担の大きな畦畔等の除草作業を自動化④ 誰もが取り組みやすい農業を実現
農機の運転アシスト装置、栽培ノウハウのデータ化等により、経験の少ない労働力でも対処可能な環境を実現⑤ 消費者・実需者に安心と信頼を提供
生産情報のクラウドシステムによる提供等により、産地と消費者・実需者を直結
アシストスーツ・・・?最強の農家のおじいさんの誕生
Photo Credit : denzo.sakura.ne.jp
こんなスーツも出ているようです。確かに力仕事ですもんね。
自動走行するトラクター ヤンマー、クボタ
こちらはヤンマーのもの、開発中とのことです。カッコイイ。
2台を1人でコントロールできる無人走行システムを搭載。障害物センサーを内蔵で衝突などを未然に防ぐ。タブレット端末で直感的な操作を可能にするユーザーインターフェースを開発中。作業状況にあわせてエンジン回転数や速度を自動調整するエンジンコントロールユニットを搭載。コックピットカメラを搭載。タブレット端末で作業状況を監視できる。GPSや基地局と無線通信する測位センサーを内蔵。より正確な測位情報を提供。
こちらはクボタのものです。18年に発売予定です。
農家のビッグデータ×IoT活用 米FarmLogs
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アメリカでは、多くの農家がこちらのソフトウェアを使っているようです。次のような事ができるようです。※詳しくはコチラ(英語)
・FIELD MAPPING:農地のビジュアルマップ化・RAINFALL TRACKING:降雨量の予測や記録・GDD ACCUMULATION:気温・熱量の予測や記録・SOIL COMPOSITION MAPS:土壌データのマッピング・SCOUTING AND NOTES:マップ上に自分と記録ノートをマッピング・ACTIVITY TRACKING:活動やタスクをデジタル化・YIELD MAPS:農地全体のパフォーマンスをデジタル化しマップに表示・INPUT PLANNING:プランニングをサポート、農地データと統合・INVENTORY MANAGEMENT:生産高や取引情報を管理・GROWTH STAGE ANALYSIS:生産の量や時期を分析し予測
こちらは公式サイトの紹介動画です。
農業のほとんどが本当に、ロボットで行われるようになったら、ベーシックインカムの実現が近くなる用が気がします。
Photo Credit : www.technocracy.news