デンソーのインダストリー4.0。平成32年までに全世界の工場でIoTを導入
デンソーがインダストリー4.0に向けて加速です。
デンソーは21日、平成32年に生産設備などモノをインターネットにつなぐ「インターネット・オブ・シングス(IoT)」を全世界の工場に導入する方針を明らかにした。
デンソーは昨年の7月に工場へのIoT導入を進めるため、「DP-Factory IoT革新室の設置」を行っています。
そこには、世界中の工場を情報でつなげる「工場・生産準備システム」を構築し、工程改善や生産準備の活動をグローバルに強化することを狙い、DP(デンソープロジェクト)組織を生産革新センターに設置する。
今回報道されているのはこの流れでしょう。「世界の工場を情報でつなげる」というと、既に行われているように捉えてしまうのですが、IoTでは「高次元」でこれが実現されます。
インダストリー4.0とIoT(Internet Of Things)について
参考記事を探しましたが、結構難解、、、、インダストリー4.0といえば、簡単に言うと、「工場のスマート化」です。ありとあらゆる所までセンサーをつけて、管理するというだけでなく
「工場をカスタマーサポートまで繋げて顧客フィードバックを生産ラインに自動で反映させる」
「オーダーメイド商品の受注システムから複数の工場に自動で指示が行き、発送まで連動させる」
「ネットワークから発注したユーザーに最も近い、3Dプリントマシンを探しそこで製造をしてしまう」
みたいなことが可能になるそうです。工場を内でも(工場内)横にも(工場同士)、縦にも(行程)、外にも(運送や営業などの外部機能)繋げて高度に連携させる。その範囲をインターネットとクラウドで拡張させていき、ありとあらゆる最適化を行い、コストを削減していきます。単一で大量生産の時代から多種で少量の生産に移っていくこれからの時代にも適していると言われています。
モノのインターネット、モノのインターネット、IoTのことですが、「ありとあらゆるものがインターネットに繋がる時代」が製造業にも来ています。過去に別のポストで 取り上げた、UPtakeテクノロジーも、メジャーインダストリーで、この分野を進めています。
デンソーだけじゃなく、この動きは、どんどん進んで行くでしょう。人工知能と同じで今人間がやっている仕事がリプレースされていく動きでもあります。どんな未来になるのでしょうか。
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