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災害時はPHSが繋がりやすい件。輻輳しても繋がる仕組み。熊本地震では繋がった!?災害時に通信はどう備える???スマホは動く?

災害時の通信手段を改めて見直そう 

災害の時の連絡手段。携帯電話は輻輳(通話の殺到)で繋がりにくくなる事が有名で、3.11では代替の通信手段として、twitterが活躍したり、今ではLINEなど、モバイル/固定を問わず、インターネット回線経由のコミュニケーションツールが比較的有効です。

東日本大震災では電話番号を使う手段として、PHSが携帯電話に比べて、繋がりやすかったというニュースがありましたが、今回はどうだったのでしょうか。twitterを見てみました。

今でも比較的有効な手段みたいですね。
 
ただ、こんな事も言われてるようです。

なぜPHSは災害時に繋がりやすいのか 

予備知識もあったのですが、改めて調べてみました。
 
繋がりやすく災害に強い理由をまとめると
 
・PHSは利用者が携帯と比較して圧倒的に少ない
・マイクロセル方式、基地局が多重に設置可能
・電波塔設備が簡易で復旧がし易い
 
ということみたいです。この『マイクロセルで繋がりやすい』というのはどういうことかというと、携帯電話の基地局は、大型かつ電波が干渉しないように設置しないといけない為、1つが壊れた場合広範囲で通話不能になるのに対し、PHSの場合は小範囲かつ干渉してもいいのに、細かく多重に設置できるということです。よって、1つが壊れても他でカバーできる。また、設備が小型なので、復旧も早いですよね
「マイクロセル方式」の画像検索結果
blog.livedoor.jp
 
加えて、PHSは電力消費が少ないです。最近はスマホシフトしているので、バッテリーは長く持たないですよね。かつ、スマホは携帯電話のネットワークなので、災害時の通話は繋がらない可能性も。3.11以降携帯電話キャリアは相当な努力をしているはずですが、災害対策の基本は複数手段の用意なので、PHSのような備えをしておく事は重要かも。※サービスがなくならなければ。。、 
 
災害対策にフォーカスしたPHSの商品 

 

乾電池で動く、固定電話型のPHSもありました。まだ売ってるのかな。これ、昔ながらのデザインで、誰でも使えるユニバーサルな感じでいいんです。

このイエデンワは自治体でも導入していました。金融機関などでも導入されています。
 
災害時の連絡手段は家族や会社で予め話して決めておかないと、と今回改めて思いました。
 
そして、じっくり考えてみました。

大規模災害が起きた時に備えて通信のトラブル・原因・対策について考えてみた

f:id:toko926:20160511171841p:plain

『ケータイが繋がらない』、『通信規制が掛かった』など、大規模災害が起きた時の事をイメージしました。備蓄や持出品についてはもちろん、通信についても何が起きてどうすればよいのか、色々と情報があったので自分が知っている事も含めて考えて書いてみました。結局は素人なので、何か他にもいい案やオススメの商品があれば教えて下さい。避難が必要な災害発生した時、家族、友人、会社、恋人との連絡手段の確保はもちろんですが、避難や支援、道路や交通機関の不通、火災や放射線漏れ、など様々な情報収集を元にした状況判断が欠かせません。あまりに身近じゃない手段、例えば高価な衛星携帯電話を用意するなどは考慮していません。

まずは大規模災害発生時に通信関連に起こりそうなトラブルを書き出してみる

  • 電話の殺到による輻輳。通話規制で通話が不可になる。
  • 基地局やアンテナなど通信会社の設備故障やロストにより、スマホからの電話やインターネットが不可になる。
  • 停電により自宅のIP系の固定が電話の利用不可になる。
  • 大規模停電でスマホの充電ができなくなる。
  • 避難所や車で電源が確保できずにスマホが充電できなくなる。
  • 災害発生時に落下などでスマホが故障し、家族や友人の連絡先がわからない。
  • 災害発生時にスマホを持ち出すことができず、家族や友人の連絡先がわからない。
  • 連絡手段にしていたメッセージ系のサービスがダウン、他の連絡先がわからない。
  • googleパーソンファインダー災害伝言板の使い方がわからるのに、端末がない、使えない

上記のトラブルをまずは、分類してみました。

まず通信のステップを分類すると、以下のように分けることができます。
※他にも分類方法はあると思いますが。。。
 
STEP1(情報):連絡先の電話番号やアカウント、アクセス先のURLを知っていること
STEP2(端末):通信を行う端末が利用可能であること(スマホ・PHS・パソコンなど)
STEP3(回線):連絡/アクセスの為の通信回線が利用可能であること(電話・インターネット)
STEP4(サービス):アクセス先のサービス(コミュニケーションアプリなど)が利用可能であること

STEPごとに、分析してみました。

STEP1(情報)に分類されるトラブルとその原因と対策

  • 災害発生時に落下などでスマホが故障し、家族や友人の連絡先がわからない
  • 災害発生時にスマホを持ち出すことができず、家族や友人の連絡先がわからない。
  • 連絡手段にしていたメッセージ系のサービスがダウン、他の連絡先がわからない。
(主な原因) 
  • 連絡先など情報の保存場所(端末・クラウド・サービス)がアクセスできることが前提になっている
  • ひとつの連絡先、連絡手段しか把握していない 
(考え得る対策とそのコスト)
  • 必要な相手は複数の連絡手段を把握する(電話番号、LINE、メール、Skype、Facebook、Twitter等、利用頻度が高く気づけるもの):コストゼロ
  • 必要な連絡先は紙に書いて携帯する ※財布などの奥に忍ばせる:コストゼロ
  • 必要な連絡先をケータイのローカルのメモに保存する:コストゼロ
  • 必要な連絡先をクラウドのメモ(EvernoteGoogleドライブ等)に保存する:コストゼロ 
  • 家族や恋人間でそのクラウド上のメモのURLを短縮共有する:コストゼロ※共有するURLは紙に書いておくといいですね。短いので覚えてしまってもいいです。
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 STEP2(端末)に分類されるトラブルとその原因と対策
  • 大規模停電でスマホの充電ができなくなる。
  • 避難所や車で電源が確保できずにスマホが充電できなくなる。
  • 災害発生時に落下などでスマホが故障し、家族や友人の連絡先がわからない。
  • googleパーソンファインダーや災害伝言板の使い方がわかるのに、端末がない、使えない
(主な原因)
  • 充電切れ
  • 電源が確保できない
  • 故障(紛失もある)
(考え得る対策とそのコスト) 
  • フル充電のモバイルバッテリーを充電ケーブルと共に用意:コスト→2~3,000円
  • 災害が発生したら、スマホの充電を節約する:コスト→ゼロ
  • 太陽光手回しで発電できる小型発電器を用意:コスト→数千円ほど
  • 乾電池で充電できる充電器を電池とともに備蓄:コスト→1~2千円程度
  • サブの端末(スマホやタブレットなど)を用意:コスト→様々(以下参考に)
サブ端末の確保の方法と通信手段についての注意点 
(確保方法)※順番は実現できそうな順番から
  1. 機種変更で使わなくなった端末を利用:コスト→ゼロ
  2. 中古(いわゆる白ロム)を購入する:コスト→端末による(1万円以下もアリ)
  3. SIMフリーの端末を購入する:コスト→端末による(2~10万円程度かな)
  4. その他、Skypeなどのスマホアプリが利用可能な端末を用意する:コスト→端末による(アンドロイドOSを採用している格安タブレットなど)
(注意点)
  • 1の場合は新旧の端末でSIMカードを差し替えて使えることを確認して下さい。
  • 2の場合は自分の携帯キャリアと同じモノを、SIMカードも同じ形状のモノを選ぶ。
  • 3の場合も自分のSIMカードがSIMフリー端末で使える事を確認してください。
  • いずれの場合も、LINEは新旧端末でアカウントの切替が必要です。こちらの方法(LINE公式)が、災害時に上手くいかない時は、他のサービスに頼る必要がありますので、複数の連絡手段を用意・把握してください。
  • SIMでのモバイル通信(3G・4G)が不可の場合(通信会社が原因)は、WIFIに頼るしかないです。周囲の人が違う通信会社で通信が可能な場合、テザリングで回線を共有してもらう事が可能です。災害時は通信会社が用意するWIFIスポットが無料公開されることも多いです。※端末と充電がないとどうにもなりませんが。
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STEP3(回線)に分類されるトラブルとその原因と対策
  • 電話の殺到による輻輳。通話規制で通話が不可になる。
  • 基地局やアンテナなど通信会社の設備故障やロストにより、スマホからの電話やインターネットが不可になる。
  • 停電により自宅のIP系の固定が電話の利用不可になる。
(主な原因)
  • 通信キャリアや災害独自の状況に帰属する原因(輻輳・設備故障/ロスト)
  • 通信方式を単一でしか用意していなかった
(考え得る対策とそのコスト)
 例えばauがダメでも、docomoなら繋がる(その逆も)ようなケースもあり、災害時にPHSが繋がりやすい事は有名です。上記の通り、大規模災害発生時は重要な機関に優先的に通信を行わせるための意図的な通信規制や、どれだけ対策をしても避けられないダメージが起こります。回線を圧迫しないよう、不要な通信を避ける事は前提ですが、複数の手段を確保する事が対応策です。対策するのにランニングコストになるのが負担ですね。 
 

・携帯通信キャリアの例:コスト(月額)約1,500円~

例1:3社のどれか+ワイモバイル(PHS)
例2:au or softbank+格安スマホ 
 
※2回線目は低コストを想定しています、3社はau,docomo,Softbankです。
※格安スマホはドコモの回線を借り受けている(MVNO)所が多いので、ドコモ以外のMVNOであれば、ドコモとの組み合わせもありかと思います。

 

・アナログ電話とアナログ電話回線(メタル)の用意コスト(月額)約2,000円

ひかり電話が停電に弱い事は有名です。一方で、アナログ回線は停電時も利用できる為、東日本大震災の後に災害対策として導入が進みました。理由はアナログ電話は局舎側から電源が供給され、局舎には非常用電源が用意されているため。NTTのアナログ回線の月額費用はエリアで若干異なります。アナログ回線が使える電話機の確保(これが少し高い)も必要です。初期費用も多少掛かります。お年寄りがいる家庭では、イエデンワ2(PHSとアナログ回線が両方使える)などがいいかもしれません。

 
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STEP4(サービス)に分類されるトラブルとその原因と対策
  • 連絡手段にしていたメッセージ系のサービスがダウン、他の連絡先がわからない。
(主な原因)
大規模サービスは基本的にサーバーの負荷分散やデータセンターサービスの利用などで対策を行っていますが、大規模災害の時は想定外の障害が起こり得ます。
 
(考え得る対策とそのコスト)
  • 必要な相手は複数の連絡手段を把握しておく(電話番号、LINEID、メール、Skype、Facebookメッセンジャー、Twitter等、利用頻度が高く気づけるもの):コストゼロ
今回調べてみて、状況によっては、ありとあらゆる通信が使えない程の災害が発生することもあると感じました。大切な人と連絡を取り合う方法や、順番を確認し決めておくべきだなと痛感しました。災害対策の基本は冗長化(多様かつ複数な手段の確保)で、コストと有効性のバランスが難しいですね。書いた通り通信を行うにはSTEPがあり、どこかのSTEPで躓くと目的が達成されません。コストが掛からず、自分でコントロールがしやすいものから用意を行うといいかもしれません。
 
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